アルツハイマー病の予防策3
アルツハイマー病の予防のためには、生き生きとした生活を送ることがとても大切です。
いつも心を若々しく保ち、おしゃれ心を忘れないようにしましょう。
くよくよしないで、明るい気分を持ち生活しましょう。
高齢者の場合、心を老け込ませてしまうと何事も億劫になり、愚痴をいつまでも言ったりしてしまいます。
そうすると、生き生きとした生活ができなくなります。
心を若々しく保つには、些細なことで落ち込まず、明るく前向きな考えを持って暮らすことが良いのです。
毎日を生き生きとした表情で送ることで、さらに輝いて見えます。
身だしなみにも気をつけ、おしゃれ心を忘れないようにすると、心はもっと輝きを増します。
現代社会では、毎日がストレスの連続です。
特に高齢者は、うつ病になる危険因子である身近な人の病気や死別、自身の病気、定年退職などがあります。
認知症に症状の似ているうつ病は、気力の低下などから一時的に物忘れがひどくなる場合があります。
病気が治れば物忘れも収まりますが、何度もうつ病を繰り返していると、神経細胞に障害を受けやすくなってしまいます。
うつ病は、気力が低下し体を動かすのが辛くなるので、そのまま寝たきりになる危険性を持っています。
寝たきりの状態は、脳の働きの低下につながるので、アルツハイマー病などを引き起こしてしまう可能性があります。
もしうつ病になったり、気力が低下してきたり、うつ病が疑われる初期症状が出たら、神経内科や心療内科にかかり、適切な治療を受けるようにしましょう。
心の安定と健康が、物忘れやアルツハイマー病などの予防に重要なのです。
アルツハイマー病の予防を徹底して行っていても、次のような症状が出たら、すぐに病院で診断、検査を受けるようにしましょう。
同じことを何度も言ったり、聞いたりするようになった。
慣れてよく知っている場所でも道に迷う。
以前に比べて、身だしなみがだらしなくなった。
物の名前が出てこない、思い出せなくなった。
物をどこに置いたか、どこに片付けたのか忘れてしまう。
盗まれていなくても、財布やお金を盗まれたと言って騒ぐ。
些細なことでも怒りっぽくなった。
薬の管理ができなくなった。
水道の蛇口、ガス栓の締め忘れが多くなった。
時間や日付の認識が不確かになる。
いつもしていた日課をしなくなった。
以前にはあった関心、興味がなくなってしまう。
以前よりもひどく疑い深くなった。
テレビドラマの内容が理解できなくなった。
物忘れなどが頻繁に起こる場合、症状が進行している場合がありますので、もしこのような症状が本人、または家族や周囲の人が気づいた場合には、早急に病院で診察してもらうようにしましょう。
アルツハイマー患者の家族で考えるこれからの生活
もし自分の家族がアルツハイマーと診断されたら、その事実を急に受け入れることは難しいかもしれません。
しかし、アルツハイマーがどんな病気であるかを知り、これから先、家族でどう過ごしていくかを考えることが必要なのです。
家族の尊厳を守り、穏やかに過ごすことで病状の進行を遅らせることができ、また、介護する家族の負担も軽くするのです。
アルツハイマー患者の家族は、アルツハイマーがどのような病気であるのか、またどのような症状があるのかを知る必要があります。
その為には、患者の行動を理解し、どのように対処していくのかを医師やソーシャルワーカー、ケアマネージャーなどと相談しましょう。
そして、愛情を持って接し、患者の性格などを考慮し、患者がプライドを持って生活できるように、心がけましょう。
ずっと介護を続けていると、家族は疲れてしまい、患者だけでなく介護をしている家族の方が病気になってしまう場合もあります。
そのようなことのないように、介護を家族だけで頑張ろうとしないで、ケアマネージャーなどと相談して、介護保険を使ってデイケアなどのサービスを利用することも必要ではないかと思います。
家族の休める時間を確保することも、時には必要なのです。
アルツハイマー患者を介護する人が病気になることもありますね。
そのような時には、ショートステイのサービスも利用することができます。
介護する側、される側の両者が気持ちよく日常を過ごせるように、様々なサービスも大いに利用すると良いでしょう。
アルツハイマーを早期発見し、これからの生活を考える上での選択肢のひとつにグループホームがあります。
グループホームとは、認知症高齢者・知的障害者・精神障害者が少人数で共同生活をし、自立した生活を送る場所のことです。
認知症高齢者グループホームは、認知症の高齢者が5~9人の少人数で介護ヘルパーのケアを受ける施設です。
ここは、家庭的な雰囲気の中で地域との関係を大切に共同生活する施設で、入居者の個人の尊厳を大切にし、自立した日常生活を過ごせるような配慮のある場所になっています。
共同生活を営むことで心が安定して、認知症の進行を遅らせることができるので、問題行動の減少に効果があります。
そして、認知症の家族を持つ人の介護負担も軽減できます。
グループホームは、厚生省の痴呆対応型老人共同生活援助事業として法制化され、介護保険制度の保険給付の対象となっています。
現在では、認知症高齢者グループホームは、介護保険の要介護1~5の認知症の人達が利用しているそうです。
高齢化社会を迎えている日本は、アルツハイマーなどによる認知症の高齢者への対策も早急に必要としているのです。
介護の必要な認知症の高齢者に対して、グループホームの数は少ないので、待機待ちがある状態です。
また、料金・食事・居住費・介護保険利用料などを含めると10万円以上かかってしまい、その額が大きな負担となってしまいます。
アルツハイマーの初期症状に気づいたら、これからの生活場所の選択も考えなければなりませんね。
グループホームなど入居施設を選ぶ時は、しっかり見学し、利用料金や生活環境を良く考え選択しましょう。